医療事務検定とは?試験概要や日程、合格率などについて解説します!

医療事務検定とは? 医療事務
医療事務

医療事務検定とは?

医療事務検定(正式名称:医療事務検定試験)とは、日本医療事務協会が実施する試験です。医療事務全般の基本的知識と技術が審査されます。試験は毎月実施され、通信講座を受講修了したり2回目以降の受験の場合、在宅での試験が可能になります。

医療事務検定は現場での知名度も高いオーソドックスな試験です。試験の詳細や勉強方法はこの後ご説明しますが、初心者にぴったりの試験です。

医療事務検定の概要

試験と合格発表の日程

医療事務検定試験は月に1回以上開催されています。試験会場で受験するか、自宅で受験するかによって試験日は変わります。

自宅受験の対象者は日本医療事務協会の「医療事務講座(通信コース)」の受講生です。会場受験の場合は6回(5・6・10・11・2・3月)、各月第4日曜日の開催となります。

合格発表については、試験のおよそ2週間後に郵送による通知が行われます。

難易度と合格率

医療事務検定試験の合格率は公式サイトで発表されています。過去5年間の合格率を調査したところ、概ね90%程度の受験生が合格していました。

難易度としては易しく、医療事務の学習のはじめの一歩におすすめの試験と言えるでしょう。

実施年度合格率
2021年度91.6%
2020年度92.2%
2019年度88.5%
2018年度90.6%
2017年度87.8%
参考:日本医療事務協会「検定試験合格率」

内容と出題範囲

試験の内容は学科試験(2題、25問)と実技試験(2題、入院・外来各1題)に分かれます。学科試験では主に医療保険制度や診療報酬に関する問題、実技試験では医療費の計算問題が出題されます。

学科試験の範囲
  • 医療保険制度の概要
  • 高齢者医療制度
  • 公費負担医療制度(生活保護)
  • 保険医療機関の受付事務と請求事務
  • 保険診療に関連する法規
  • 診療報酬点数表〔医科〕より、点数算定の基礎について
実技試験の範囲
  • 基本診療料
  • 医学管理
  • 在宅医療(往診)
  • 検査
  • 画像診断
  • 投薬
  • 注射
  • リハビリテーション
  • 処置
  • 手術
  • 麻酔
  • 病理診断

申込方法

日本医療事務協会に必要書類を請求し、試験の10日前(必着)までに同協会宛に返送します。変装期限に注意しましょう。

なお、同協会の講座を受講する場合は受講生向けの案内がありますので、指示に従ってお申し込みください。

試験に関するその他の情報

医療事務検定の受験料は7700円(税込)です。事前に振込入金します。

また試験にはノート類の持ち込みも許可されています。試験勉強で要点をまとめておくと、試験の際に使いたい情報をスムーズに引き出せるでしょう。

<医療事務検定試験の概要>

項目内容
受験資格日本医療事務協会が認定する医療事務講座を修了した者
受験申請のあった高校・専門学校・短期大学・大学等
受験申請のあった一般受験申込み者
試験実施日詳しくは日本医療事務協会までお問合せ下さい。
試験申込試験日の10日前までに、協会に申請書類一式を郵送(※当日必着)。
試験内容外来・入院についての医療費算定の知識。
■学科
・正誤問題:20問
・文章問題:5問(穴埋め形式)
■実技
・会計欄作成:計2問(外来、入院各1問)
受験料7,700円(税込)
※受験料は振込みのみ。
合否発表試験日の約2週間後、郵送にて通知。
合格基準問題の総得点の70%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
合格率91.6%(2021年度)
受験場所■在宅受験
■全国各地の試験会場
※新型コロナウィルスの影響で変更の可能性があります。

医療事務系資格一覧

医療事務の資格は10種類ほどあり、選択肢は広くなっています。自分に合う医療事務の資格を選ぶためにも、それぞれの資格についてまずは知ることが大切です。

本サイト「メディクラ」では、各種医療事務資格の情報が充実していますのでご参考になさってください。

関連記事医療事務資格は何を取ればいいの?採用面や難易度など様々な観点からおすすめの医療事務資格をご紹介!

資格名合格率主催
医療事務検定試験85%程度日本医療事務協会
医科医療事務検定全国医療事務検定協議会
診療報酬請求事務能力認定試験35%程度日本医療保険事務協会
医療事務管理士技能認定試験医科:65%程度
歯科:75%程度
技能認定信仰協会
医療事務技能審査試験
(メディカルクラーク)
70%程度日本医療教育財団
医科2級医療事務実務能力認定試験70%程度全国医療福祉教育協会
医療事務(医科)能力検定試験90%程度日本ビジネス技能検定協会
医療秘書技能検定試験70%程度医療秘書教育全国協議会

医療事務検定に合格するには?

医療事務検定の合格率は90%程度と聞くと、「簡単に合格できるのでは」と思ってしまいがちです。もちろん難易度は易しい試験ではありますが、医療保健制度などの専門的な知識と報酬計算のスキルが合格に必要不可欠です。

それらの知識と計算スキルを身につける方法は、独学で医療事務の勉強するか医療事務の資格講座を受講するかになります。

独学の主なメリットは費用の節約、講座を受講する主なメリットは初心者でもスムーズな学習ができることです。独学については関連記事を、講座については次の「合格率90%超えの対策講座を紹介!」をご覧ください。

関連記事医療事務の資格は独学でも合格できるか?初めての受験には講座受講がオススメ!

合格率90%超えの対策講座を紹介!

日本医療事務協会の対策講座

医療事務検定試験の対応講座としては、日本医療事務協会の講座があげられます。

通学講座の場合、最短8日で受講が修了するクラスが用意されています。通信講座を受講した場合は標準で3ヶ月程度ですが、在宅で試験を受けられる点が大きなメリットです。

※価格は通常価格のものです。時期によってはキャンペーンを実施している場合もあります。下記のリンク先ページに、最新の価格情報をまとめているので、そちらも参考にしてみてください。

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合格後は就職・転職活動に役立てよう!

医療事務検定に合格すると、履歴書に合格実績を記載できます。有資格者として認められるので、書類選考や面接で有効なアピール材料になります。

オーソドックスな書き方で「日本医療事務協会主催 医療事務検定試験 合格」と書きましょう。

まとめ

医療事務検定は就職対策はもちろん、採用後の業務にも役立つ実用度の高い資格です。数ある医療事務の資格の中でも、これから医療事務のお仕事を始めたいと考えている方にはぴったりの資格です。

安心できる講座も各社から提供されていますので、まずは情報収集からはじめてみてはいかがでしょうか。

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